自己紹介とブログを始めた背景
私は外資系のコンサルティング会社に勤務する30代の会社員です。現在の英語力はTOEIC800点台で、一定の文法知識や語彙力はあるものの、実務レベルで使える英会話力には課題を感じています。特に英会話は大の苦手で、外資系コンサルティング会社に所属していながら、グローバル案件には基本アサインされないという日々が続いています。
しかしながら、今後はグローバルプロジェクトにチャレンジしたいという思いもあり、かつ将来的には海外MBAへの進学も視野に入れています。そのため、自分のキャリアの実現のために英語力の向上は避けては通れないと感じています。
これまでの英語学習遍歴
私は、これまでにも英語学習には相当な時間と費用をかけてきました。英会話スクール、オンラインレッスン、コーチングスクール、アプリや参考書など、(計算するのが恐ろしいくらいですが、)合計すればおそらく100万円を超えるのではないかという自己投資を行ってきました。
しかしながら、実務で使えるレベルとなるまでには程遠く、学習効果を実感できるまでには至っていません。どうすれば英語の実力がつくのか、模索する日々が続きました。特にオンライン英会話では、慣れた言い回しを繰り返すだけで、新しい表現がなかなか身につかないことに悩んでいました。自分の語彙や表現の幅が広がらないまま、時間だけが過ぎていく感覚がありました。
英語学習の効果を把握するため(また将来のMBA受験のため)に、定期的にIELTSを受験していましたが、点数が一定のところでとまってしまい(Overall 6.0)、英語学習を見直さなければと考えていました。
多読・多聴との出会い
自分の英語学習を根本から見直すために、英語学習に関する様々な書籍やブログを読みました。その中で、「アウトプットを向上させるためには、まずは大量のインプットが必要」というシンプルな考え方に出会い、これまでの自分に圧倒的に足りていなかったのが“英語に触れる量”そのものだったのではないかと思うようになりました。
これが多読・多聴と呼ばれる勉強法との出会いでした。興味深いのは、多読・多聴によりリーティング・リスニングだけでなく、スピーキング等のアウトプットの能力も伸びるという解説を多く目にしたことです。これまでの勉強法でうまくいかなかった私は、半信半疑ではありつつ、今年の3月頃から思い切って多読・多聴の学習スタイルに切り替えることにしました。
実践内容と変化
多読・多聴の学習を始めるにあたり、まずKindleを購入し、やさしめの洋書から読み始めました。辞書機能がついているので、単語につまずいてもスムーズに読み進めることができ、英語を読むハードルが一気に下がった感覚があります。
あわせて、最近は「Langaku(ランガク)」というアプリを使って、英語で漫画を読むことを習慣にしています。もともと漫画が好きということもあり、楽しみながら英語に触れる時間を確保できています。読書に比べてテンポがよく、スキマ時間にも続けやすいのが魅力です。
多聴の面では、Huluで「フレンズ」を最初から見始めました。英語字幕を使いながら、ネイティブの話し方や表現に慣れることを意識しています。まだセリフをすべて聞き取れるわけではありませんが、「英語の音」に触れる習慣が自然と生活の一部になってきました。
急激な変化は感じていませんが、確実に英語への抵抗感は薄れつつあります。英文を読むことに慣れてきたのか、以前よりも意味のかたまりで理解できる場面が増えてきました。最近ふと、久しぶりに瞬間英作文をやってみたところ、以前よりもスッと英文が思い浮かぶ感覚があり、小さな手応えを感じています。(とは言え、最終目標に向けてはまだまだですが)
そして何より、今の学習は楽しいという点が非常に大きいです。
「勉強しなければ」ではなく、「英語に触れるのが面白い」と思えるようになったことは、これまでにない変化です。この先も無理なく続けていけそうだと感じています。
このブログの目的とこれからについて
このブログは、私自身の英語学習の習慣化を目的とした記録にしていきたいと思います。英語学習は、続けることこそが何より大切だと感じています。そして、「記録し、発信すること」は、最も有効な継続の手段だと考えています。
日々の学習の中で感じたこと、多読&多聴の記録、挫折しそうになったときの気づきなどを、少しずつでも丁寧に言葉にして残していきたいと思います。完璧な方法ではなくても、自分に合ったやり方を見つけていくプロセスを大事にしたいと考えています。
この先の目標は、英語で自由に思考し、発信し、議論できる力を身につけることです。その先に見据えているのが、MBA留学の実現です。簡単な道ではありませんが、だからこそ、目の前の一歩一歩を着実に積み重ねていきたいと考えています。
自分のためのブログではありますが、同じように英語学習に取り組んでいる方にとって、少しでも参考になったり、共感してもらえたりする部分があれば嬉しく思います。これからも、自分のペースで発信を続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。